知る人ぞ知るDHA・EPA効能

脳卒中には、脳の血管が破裂する「脳出血」と、脳の血管内に血栓が生じて血流が遮断される「脳梗塞」があります。かつての日本人では、脳卒中といえば脳出血と相場が決まっていました。しかし現在では、脳梗塞を発症するケースのほうが圧倒的に多くなっています。魚介類や海獣をたくさん食べているイヌイットに血栓症が少ないことを考えれば、魚をたくさん食べていたころの日本人に脳梗塞が少なかった理由もおのずとわかりますね。東邦大学医学部の研究グループが、千葉県の沿岸部の住民には脳卒中が少なく、福島県の山間部の住民には脳卒中が多いことに着目し、それぞれの住民三〇人前後を対象に血中のEPA濃度を調べたところ、脳卒中の少ない千葉県沿岸部の住民のほうが約二・三倍も血中のEPA濃度が高くなっていたと報告しています。沿岸部の人のほうが魚を食べる頻度が多いため、血中にEPAが増えており、それが脳卒中の発症を抑えていたものと思われます。なお、EPAを過剰に摂取すると、出血傾向が高まって脳出血などを引き起こしやすい体質になるという報告があります。そこでわたしたちは、人間がイワシの刺身ばかりを三〇年間にわたって食べ続けた場合に相当する条件で、マウスにDHA・EPAを含むイワシ油を与える実験を行なってみたところ、生存率一〇〇%という結果になりました。この結果から、魚として食べるぶんには、よほど無茶苦茶な食べ方をしないかぎり、過剰摂取による弊害を心配する必要はないといえます。摂取量の目安としては、一度にたくさん食べるよりも、毎日一品を続けることが大切です。

[関連情報]
DHA|サントリーウエルネスオンライン通販
http://www.suntory-kenko.com/supplement/main/43322/
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