当時、店舗責任者が、開店当日を思い出す。「午後には商品の不足が判明、デザイナーまで総出で追加搬入です。翌日も閉店まで客が並んだ。うちのフリースをコギャルたちがうれしそうに買っていくのを見たときは、心底感動した」常務はいう。「自信のある、ひとつの商品だけをまずアピールしようと考えた。そのインパクトでユニクロを知ってくれ、店へと足を運んでくれる、それがネライでした。実際、開店当時は、広告を見てフリースを目当てに来た人であふれ、たいへんな騒ぎになったのです。いっせいに商品に群がって、あっという間に売り切れてしまった。しかし、フリースの売り上げは、じつは総売り上げの5〜6%にすぎない。実際はそれ以外のものも多く売れているのです。集客に成功したことで、ほかの商品も売れた。それが驚異的な売り上げ増につながりました。私たちは商品には自信があった。だから、集客さえできれば、なんとかなると考えたのです」